保健室の雑感、不登校支援、養護教諭の教員採用試験に関する雑記ブログ

小学生の登校しぶりはわがまま?頑張らせていいのか。

登校しぶりのよくある様子と、初期対応で試してほしい流れについて書きました。

朝の忙しい時間帯に「行きたくない」が始まる・・・

登校しぶりって何?

登校しぶりは、たいてい次のような行動で現れます。

登校しぶりに典型的な行動

・声をかけても布団から出てこない
・朝ごはんをわざとゆっくりと食べる
・洗面や歯みがきに時間をかける
・トイレからなかなか出てこない
・ランドセルの中身を何度も出し入れする
・頭やお腹が痛いと訴え、何度も熱を測る

学校に行くと言っているのに、支度が進まない。
かなり不可解な行動に見えますよね😵

 

登校しぶりの理由はそれぞれ

不登校の理由は、子ども自身も「よくわからない」ことが多いです。

 ・勉強することに疲れた。ゆっくりしたい。
 ・毎日がつまらない。学校に行って勉強する意味を感じない。
 ・友人関係がめんどくさい。一緒にいる人がいない。
 ・なんとなく。体がダルい。

私は医師ではないので診断はできませんが、うつと似たような状態だと捉えています。

「なんか行けない・・・」

それを家族に言えたら、OKです。足並みを揃えられた状態と言えます。

とはいえ、忙しい時間帯にグズられるとイライラしますよね…!

感情的になっても子どもは思うように動かないし、態度は悪化する一方で💧

親子関係を悪化させずに対処するには、どうすればいいのでしょうか。 

登校しぶりの初期対応|不登校の前段階

・休ませていいの?

  一時的に学校を休ませてみることは、有効である場合があります。
  子どもが自分の気持ちを整理する時間をもつことができるからです。
  特に、高学年以上の子どもについて試してもいい方法です。

・サボりじゃないの?

  お子さんの行動が、わがままや逃げである可能性はあります。
  学校に行きたくない理由が「自分でもよくわからない」場合が多いため、
  子ども自身も、サボりだと認識していることがあります。
  安易に休ませていいのか、初期対応として提案していることがあります。

ひとまず「行ってごらん」を。

登校しぶりの対応について調べると、「無理に行かせず、休ませましょう」と書いてあるサイトがほとんどでした。親子の信頼関係は重要ですが、私は、最初から「簡単に休ませる」のはちょっと危険だなと思っています。

なぜなら、簡単に休ませると「休みたい時に休める」と勘違いさせてしまうからです。

子ども自身のGRIT(やりぬく力)を育てるためにも、
休みグセをつけないように家庭で支援してあげることも必要なことだと思っています。

 

ちょっと頑張らせて様子をみる方法

多くの家庭が試している流れだと思いますが、ここで書かせてください。

体温計はうそをつかない

まず、頭やお腹が痛むときは、体温を測ります。
本当に病気にかかっているかもしれないので、心配している様子を伝えましょう。

「大丈夫?風邪ひいちゃったかな?」と言葉で伝えながら、
おでこに手を当ててコミュニケーションを取ってもいいです。

サボりだと決めつけないで

ここで、体調や様子をよく見ずに、疲れや寝不足、心理的な原因などと決めつけて対応してしまうと、子どもは「自分はお母さんから大事にされない人間なんだ」と思ってしまいます。

心配を伝えて損はありません。 (⏩最後に補足したいことがあります。)

保健室に頼る

体温が平熱なら、「熱がないから、ひとまず行ってごらん」と促します。

「どうしてもつらかったら、保健室に行きなさい」と伝えてもいいです。

行きたくない理由があるか聞く 

それでもなかなか動かないようであれば、
学校でなにか心配なことでもあるの?」と率直に聞きましょう。

理由は何かしら出てくるかもしれません。内容によって冷静に対応してください。

 ・連絡帳に書いて先生に伝える
 ・「夜にくわしく話を聞くね」と言って登校させる
 ・重大な事案であれば、休ませる

本当の理由は、出てこないことも多いですし、本人さえ分からないこともあります。
それでも、何が理由であれ「家族が見守っているよ」と伝えることは大切です。

理由がなかったり、その場で言わなかったりした場合には、
「しんどくなる時もあるよ」と伝えつつ、背中を押しましょう。

登校後のフォローは必須

学校が終わったあとに「行ってみてどうだった?」「体調は大丈夫だった?」と聞いて、フォローしてください。授業に出られたことをねぎらうとよいです。

学校に行くと気持ちが切り替わり、何事もなく過ごせることが多くあります。
まずは、お子さんの力を信じてみてもいいのではないでしょうか。

 

まとめ

登校しぶりの初期対応について、書きました。

家庭の方針で「無理をさせない欠席」が増えていますが、友人関係が希薄になることで学校から徐々に遠のき、そのまま長期化するパターンが増えているように思います。

初期対応では、「学校に行く」という基本的な姿勢を崩さないようにした上で、
それでも困難な対応が続くようなら、不登校支援に入るといいと思います。